Stable DiffusionでLoRAの亜種LyCORISを使ってみよう!

こんにちは。今回は、Stable DiffusionでLoRAの亜種であるLyCORISを使ってみる方法を紹介します。LyCORISとは、Stable Diffusionという画像生成モデルを微調整するためのアルゴリズムで、LoRAと比べて高効率の学習ができるといわれています。

LyCORISとは?

LyCORISは、LoRAの亜種を統合したプロジェクト名です。LoRAとは、Stable Diffusionという画像生成モデルを微調整するためのアルゴリズムです。

LyCORISには、以下の5種類があります。

  • LoCon:コントラストを強調する
  • LoHa:ハーモニーを重視する
  • (IA)^3:イメージング・アート・アルゴリズム
  • LoKR:カラーリングを調整する
  • DyLoRA:動的なLoRA

これらはすべて異なるアルゴリズムをもとに製作されたLoRAの亜種で、例えばLoConやLoHaは、LoRAと比べて少ないステップ数で高効率の学習ができるといわれています。

LyCORISを使用するには?

LyCORISを使用するには、拡張機能「a1111-sd-webui-lycoris」を導入する必要があります。この拡張機能は、WebUIで全てのLyCORISを使用できるようにするものです。 ただし、Stable Diffusion WebUI Ver1.5.0からは、この拡張機能なしでも全種類のLyCORISが使用できるようになりました。

LyCORISのファイルは、CivitaiまたはHugging Faceでダウンロードすることができます。Civitaiの場合フィルター機能を使えば、LyCORISだけをピックアップして検索することが可能です。

LyCORISの見分け方は?

LyCORISの見分け方は、WebUI上から確認することができます。花札(\uD83C\uDFB4)マークをクリックして、LoRAの右上に表示される iマーク を選択します。LoRAもしくはLyCORISの詳細情報が表示されます。このうち、 ss_network_module が 「lycoris.kohya」 になっているものはLyCORISです。

まとめ

今回は、Stable DiffusionでLoRAの亜種であるLyCORISを使ってみる方法を紹介しました。LyCORISは、画像生成モデルを微調整するためのアルゴリズムで、高効率の学習ができるといわれています。拡張機能やファイルのダウンロード方法、見分け方なども解説しました。

LyCORISを使ってみたい方は、ぜひ試してみてくださいね!